Solarisへインストール

Solarisへインストール — SolarisへのCutterのインストール方法

はじめに

SolraisへのCutterのインストール方法を説明します。

GLibのインストール

Cutterを動かすためにはGLib 2.16以降が必要です。Solaris 10にはGLib 2.16以降のパッケージがないため、自分でビルド・インストールしなければいけません。

GLibをビルドするためにはGNU gettext、GNU libiconvが必要です。これらのソフトウェアは Sunfreeware のパッケージを利用してインストールすることができます。

例えば、GNU gettextは以下のようにインストールできます。

% mkdir -p ~/packages
% cd ~/packages
% wget ftp://ftp.sunfreeware.com/pub/freeware/sparc/10/gettext-0.17-sol10-sparc-local.gz
% gzip -d gettext-0.17-sol10-sparc-local.gz
% pkgadd -d ./gettext-0.17-sol10-sparc-local

同様にGNU libiconvもインストールしてください。

また、Cutterを用いた開発では、GNUビルドツールが必要になるので、GNU Autoconf、GNU Automake、GNU Libtoolもインストールしておいてください。必須ではありませんが、国際化されたソフトウェアを開発する場合はintltoolもあるとよいでしょう。

パッケージをインストールしたらGLibをビルドすることができます。以下のようにしてビルド・インストールできます。GNU make を使うことに注意してください。

% mkdir -p ~/src
% cd ~/src
% wget http://ftp.gnome.org/pub/GNOME/sources/glib/2.22/glib-2.22.4.tar.gz
% tar xvzf glib-2.22.4.tar.gz
% cd glib-2.22.4
% ./configure --with-libiconv=gnu
% gmake
% sudo gmake install

Cutterのインストール

CutterはGNUビルドツールを利用しているので、他のフリーソフトウェアと同じように以下のようにインストールできます。GNU makeを使うことに注意してください。

% mkdir -p ~/src
% cd ~/src
% wget http://downloads.sourceforge.net/cutter/cutter-1.1.2.tar.gz
% tar xvzf cutter-1.1.2.tar.gz
% cd cutter-1.1.2
% ./configure
% gmake
% gmake install

次のステップ

以上でインストールは完了です。

まずは チュートリアル を一通り試してください。Cutterを使った開発の流れがわかります。